ひとりの文芸評論家がバレエの魅力の虜になってしまった! 舞台に感動し、その意味を問い、調べ、考えてきた軌跡が、その情熱とともにあふれ出し、一気に語られます。『ジゼル』や『白鳥の湖』の華麗な世界の根源には何があるのでしょうか? バレエが誕生してから現在に至るまで、バレエのもつ魅惑が、無限にふくらんでいく過程。三浦雅士があなたに語る「バレエ入門」の決定版!
三浦雅士
四六上
ISBNコード:4-403-23082-2
目次
はじめに
バレエの魅力 - 生命を映し出すもの
バレエの誕生 - ルネサンス芸術のなかのバレエ
バレエとオペラとシンフォニー - バロック、ロココの舞踊と音楽
バレエ・ブランの登場 - ロマンティック・バレエの世界
グラン・パ・ド・ドゥの成立 - クラシック・バレエの世界
バレエ・リュスの開花 - ディオニュソス的なものとアポロン的なもの
バレエとモダンダンス - グレアムとバランシンという両極のあいだで
物語バレエの展開 - チューダー、マクミラン、ノイマイヤーが切り開いたもの
ベジャール以降 - ベジャールからバウシュへ、キリアンからフォーサイスへ
ダンサーとコリオグラファー - 生命の象徴としてのダンサー
スター伝説 - 永遠に輝くダンサーたち
おわりに