その激情的で好戦的な性格と徹底的なリアリズム表現で知られる16世紀の画家カラヴァッジオ(本名ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジオ)。様々なエピソードが現代にも伝えられていますが、その最たるものは決闘相手を殺してしまいローマを離れざるをえなかったことでしょう。この熱烈な個性を持った彼をバレエの題材にしたこの作品のテーマは「光と影」。今をときめくコレオグラファーであるビゴンゼッティは複雑な芸術家の心情を、見事なまでに鍛え抜かれた肉体に語らせることに成功しました。マラーホフ・ファン必見! マラーホフ、セミオノワ出演全幕バレエ。長身と垢抜けた色気が魅力のプリンシパル、中村祥子との絡みにも注目。サウンドトラック(CD)付!
マウロ・ビゴンゼッティによる2幕のバレエ
音楽・・・ブルーノ・モレッティ(原曲・モンテヴェルディ)
ウラジーミル・マラーホフ/ポリーナ・セミオノワ
ベアトリスク・クノップ/ミハイル・カニスキン/ドミトリー・セミオノワ/エリサ・カリッロ・カプレラ/中村祥子/ミヒャエル・バンジャフ/レオナルド・ヤコヴィナ
ベルリン国立歌劇場管弦楽団&バレエ団
ポール・コネリー(指揮)
コレオグラフィー・・・マウロ・ビゴンセッティ
照明・装置・・・カルロ・チェッリ
装置・・・クリストファー・ミラー 他