チューリヒ・バレエの芸術監督を務めるクリスティアン・シュプック振付、『眠れる森の美女』の映像。
子宝に恵まれなかった国王夫妻。そのことに悩んでいた王妃は妖精の世界に出向き、そこで人間界に生まれる前のオーロラ姫さらってしまいます。何とそのさらったオーロラは、妖精の世界でカラボスが大切に育てていた女の子だった。シュプック版は、プティパ版をベースにしつつ、妖精カラボスの運命に焦点を当て、人間の成長、大人になることの難しさ、親としての葛藤、そして愛情など普遍的なテーマとともに、おとぎの物語をシニカルで繊細な視点で描いています。ミシェル・ウィレムスの可憐でありながらも芯の強さを感じるオーロラ、運命に翻弄されながら光と闇の世界を生きるカラボスを見事に踊り切ったウィリアム・ムーアなどダンサーの質の高い踊りに加え、シュプック率いる豪華制作陣による衣装、舞台も見どころのひとつです。

直輸入Blu-ray、127分、2022年
※通常のDVDもございます。（こちら）
オーロラ：ミシェル・ウィレムス
カラボス：ウィリアム・ムーア
リラの精：ヤン・カシェ
国王：ルーカス・ヴァレンテ
王妃：インナ・ビラッシ
乳母：エレナ・ヴォストロティナ
司祭：マシュー・ナイト
銀の精：マシュー・ベイツ
金の精：コーエン・エイチサン・デュガス
青の精：ドミニク・スラウコフスキー
緑の精：ウェイ・チェン
赤の精：マルク・ゲーリングス
4人の王子：ルカ・アフリット、ウェイ・チェン、ケヴィン・ポウゾウ、ロイク・ポワロ
デジレ王子：エステバン・ベルランガ　他　チューリヒ・バレエ団、チューリヒ・ジュニア・バレエ団

振付：クリスティアン・シュプック
舞台美術：ルフス・ディドヴィツァス
照明：マルティン・ゲプハルト
衣装：ブキ・シフ
ドラマトゥルク：マルティン・キュスター、クリスティアン・シュプック
指揮：ロベルタス・シャーヴェニカス
演奏：フィルハーモニア・チューリヒ
収録：2022年6月、チューリヒ歌劇場（ライヴ）