イギリスを代表する二大バレエ団による、妖しい魅力がいっぱいでミュージカルのような2作品をこの1本で！

73分、カラー、1997年製作

収録作品
くるみ割り人形キャンディ（バーミンガム・ロイヤル・バレエ）
「くるみ割り人形キャンディ」はチャイコフスキーの「くるみ割り人形」をジャズのビリー・ストレイホーンとデューク・エリントンのビッグ・バンドが編曲した作品です。ユーモアや皮肉、ラジオの実況中継、スウィングやブルースが溢れていた、1940年代のブロードウェイやアメリカを表現しています。ダンサー達は魅惑的なジャズバー・コンランの衣裳に身を包み、売春婦、バトンガール、船員、兵士、そしてキャンディ・ケインを演じています。現役の著名振付家である、ビントレーの振付は、ジャズ・スタイルのキャット・ウォークです！その並外れて魅力的な衣裳と瞬くネオンの舞台装置によって、とても創造的で面白く、見飽きることがないでしょう。

指揮：ボール・マーフィ
衣裳：ジャスパー・コンラン
美術：ピーター・J・デヴィソン
演出：ピーター・マムフォード
振付：デヴィッド・ビントレー
出演：モニカ・ザモラ、シルヴィア・ジメネス、チェンカ・ウィリアムズ、ジョセフ・チポーラ

ジューダス・トゥリー（英国ロイヤル・バレエ）
ケネス・マクミランが最後に振付したバレエ「ジューダス・トゥリー」は、特にイレク・ムハメドフがこの衝撃的な作品をリードするために振り付けられた作品です。荒廃した建築現場に働く、現場監督に率いられた13人の男たちが、彼らの中に入ってきた妖婦の振る舞いに反応を示すところから始まります。皆が熱気を帯びて混乱している時、１人の男がその優しさゆえ佇んでいます。徐々に隠された男の性的魅力や仲間のプレッシャーがバレエによって暴かれていき、裏切り、敗北、恐怖の入り組んだ関係へと、われわれを吸い込んでいくのです。
（字幕：高橋あき子）

指揮：バリー・ワーズワース
舞台演出：モニカ・パーカー
映像制作・演出：ロス・マクギボン
音楽：ブライアン・エリアス
出演：イレク・ムハメドフ、リャーン・ベンジャミン、マイケル・ナン、ステュアート・キャシディ

1992年オリヴィエ賞最優秀ニュー・ダンス作品賞受賞

本DVDには、VHS版に収録されていたインタビューは収録されていません。あらかじめご了承ください。