バレエの華麗なダイナミクスはソビエト・バレエが創った！ 高度な テクニックと繊細なドラマツルギーを生んだ20世紀ロシアのすべて。ソビエト政権に翻弄されながらも、人間性を追求し続け、バレエの現在に決定的な影響を与えた20世紀ロシア・バレエの物語。

赤尾雄人・著／四六判上製

もくじ

プロローグ
第1章　新世紀のロシア・バレエ
第2章　フョードル・ロプホーフ——彷徨の始まり

第一部　レニングラード
第3章　ワシリー・ワイノーネン——革命の余韻
第4章　アグリッピナ・ワガーノワ——鉄の女
第5章　ロスチスラフ・ザハーロフ——コレオ・ドラマの時代
第6章　プロコーフィエフとラヴロフスキー——虐げられた音楽家
第7章　ワフタング・チャブキアーニ——辺境の燃える太陽
第8章　ハチャトゥリャーンと「剣の舞」——咆哮する民族の血
第9章　レオニード・ヤコプソーン——頑なな造形家

第二部　モスクワ
第10章　アレクサンドル・ゴールスキー——未完の実験
第11章　カシヤン・ゴレイゾフスキー——流離する振付家
第12章　ウラジーミル・ブルメイステル——演劇バレエの系譜
第13章　ユーリー・グリゴローヴィチ——英雄詩の時代
第14章　マイヤ・プリセツカヤ——闘う舞姫
第15章　カサートキナ＝ワシリョーフ——モスクワの若き異端児
第16章　ウラジーミル・ワシーリエフ——彷徨える英雄

あとがき
映像資料一覧
参考文献
バレエ作品名索引
人名索引