ロシア、レニングラード生まれの振付師ユーリー・グリゴローヴィチ(1927-)の生誕90年を記念して制作されたドキュメンタリー映像の登場。デニス・スベグィレフによるドキュメンタリー映像は、グリゴローヴィチを中心に、彼を取り巻く仲間のインタビューと実際の舞台映像を散りばめながら、ロシアのバレエの歴史を辿っていくという見ごたえのある内容。ソ連の政治的背景も交えた複雑な人間関係を顕わにする衝撃的な映像は、バレエ愛好家必見です。
直輸入DVD、87分、カラー(一部モノクロ)、2016年
字幕:フランス語,英語,ドイツ語,韓国語 ※日本語字幕はありません
‐ボリショイ劇場で賛否両論を巻き起こした振付師の生涯と芸術‐
平凡な家庭に生まれたものの、伯父がバレエ・リュスに参加するほどの高名なダンサーであったため、バレエの道を志したというグリゴローヴィチ。ソリストとして活動しながらも、早くから振付をはじめ、1964年から1995年の35年間、モスクワのボリショイ・バレエ団のバレエマスターとなり、1988年には芸術監督に就任。“ボリショイ・バレエの黄金時代”を築き上げたグリゴローヴィチの振付の最も有名な作品はプロコフィエフの「石の花」やハチャトゥリアンの「スパルタクス」などで、それまでは女性の補助役であった男性ダンサーに光を当てた彼の振付は常に賛否両論を巻き起こしたことでも知られています。
【出演】
ユーリー・グリゴローヴィチ
カルロス・アコスタ
ボリス・アキーモフ
マリア・アレクサンドロワ
マリア・ベローヴァ
ナタリア・ベスメルトノワ
ウラジーミル・デレヴィヤンコ
ニコライ・ファデーチェフ
ジャン・ギズリ
ニーナ・カプツォーワ
イリーナ・コルパコワ
マリナ・コンドラチェワ
ミハイル・ロブーヒン
ミハイル・ラヴロスキー
アンドリス・リエパ
ヴァレリー・ログノフ
エカテリーナ・マクシーモワ
イレク・ムハメドフ
アンナ・ニクーリナ
アラ・オシペンコ
マイヤ・プリセツカヤ
ニコライ・ツィスカリーゼ
ウラジーミル・ワシーリエフ
ヴィオレット・ヴェルディ
ユーリー・ウラジミーロフ